相撲を神事として扱え


花田兄弟の内輪もめが報道されている。

君たち兄弟は、ますます相撲人気を低下させるつもりか?

今の相撲人気の低迷の遠因は、彼らが現役時代に巻き起こした数々のスキャンダルにあると感じている。

私が子供のころは、大鵬と柏戸の時代で、横綱には品格があり、国民の模範的存在だった。

あの頃は大人は大人らしく、子供は子供らしかった。家庭がしっかりしていて、厳格さと愛をバランスよく備えた両親のもとで子供は将来に備えて安心して勉強し、遊んでいた。

人々はあの兄弟にそういった模範的な姿を期待したが、彼らは逆のことをやった。

花田一家は現代の崩壊家庭のもっとも極端な姿を演じた。

嫁姑対立、不倫騒動、離婚、兄弟喧嘩、洗脳…

善悪の基準を失ったために、子供に対してはっきりとノーと言えない腑抜けの両親のもとで、やらなくてもよい失敗をやった哀れな子供たち。

マスコミに踊らされて舞い上がり、スター気分を味わい、注目を集めている間に自分を失って、離婚に追い込まれた夫婦。

彼らに関しては、私にはこのような印象しかないのである。

事実、彼らの泥沼劇と平行して相撲人気は低下していった。

私個人は千代の富士がやめた頃からまったく相撲に興味がない。

相撲は神道における神聖な行事であり、行司は神主であり、力士は神官である。芸能界のスターとは質が違う。

国技としての相撲を生き残らせたいなら、相撲協会はこの点について彼らの自覚を促すべきだろう。そして、マスコミも力士を俗っぽく扱わないよう注意すべきだ。

花田兄弟は、聖俗混交という現代の風潮に流されず、芸能人とは一線を画した行動を取ってほしい。

 

 

2005年6月12日

 

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