君が代と解き明かし


君が代について、この作者は、秦氏の出であるということから、歌詞に何かの隠し玉があるのではないかと私は考えている。

「君が代は千代に八千代に さざれ石の巌となりて苔のむすまで。」

「さざれ石の巌となりて」とは、小さな石が長い間かかって大きな岩になるの意。

エントロピーの法則によれば、大きな岩が小さな石に砕かれていくことはあっても、その逆はないはずだ。

このような不思議な表現は、ダニエル書にもある。

「そのとき、鉄も粘土も青銅も銀も金もみな共に砕けて、夏の麦打ち場のもみがらのようになり、風がそれを吹き払って、あとかたもなくなりました。そして、その像を打った石は大きな山となって全土に満ちました。」(ダニエル2・35)

バビロンの王ネブカデネザルは、ある晩夢の中で大きな像を見る。

その像の頭は金、胸と両腕は銀、腹とももは青銅、すねは鉄、足は鉄と粘土の混合であった。

これは、イスラエルを支配する支配者たちを象徴していた。それぞれ順に象徴しているのは、バビロン、メド・ペルシャ、ギリシア、ローマであった。

金、銀、青銅、鉄、鉄・粘土と、時代が進むにつれて、契約の民イスラエルを支配する国は、劣悪化していく。

そして、最後にキリストがローマから現れ、その像全体を破壊し、契約の民を救う。

キリストとその御国が、いかに強力であるかということ、そして、歴史は御国の進展のために存在するということをこの夢は示している。

さて、ここでキリストの石は、君が代と同じように、小さい→大きいという変化である。

考えていただきたい。

これは偶然だろうか?

小石が大きな岩になるという例えを持つ民族が他にあるだろうか。

おそらくないだろう。

私は、君が代の中に、ユダヤ的表現が隠れていると感じる。

作者はすでに述べたように秦氏の出である。

八咫烏という天皇制を守るために活動している諜報集団は、秦氏の出であり、日本の秘密を、童謡や象徴物などの中に巧妙に隠しているといわれる。

聖徳太子の物語はキリストのそれと酷似している。

彼の側近は京都を作った秦河勝である。

天皇家の大嘗祭のバプテスマと聖餐に酷似した儀式を作りだしたのは、昔から天皇家の儀式を担ってきた秦氏だろう。

私の推理は、日の丸も君が代も、天皇を表象とし、その背後にキリストを隠すというこの国の理念を作った人々の創作ではないかということだ。

読者の中には、「神がそんなに真理を隠されるだろうか?」と考える人もいるかもしれない。

しかし、事実、神の預言には2通りあった。

(1)ストレートな預言。
(2)たとえを用い、解き明かしを必要とする預言。

ダニエルは、ネブカデネザルに与えられた預言を解き明かした。

キリスト教国が1の国であるとすれば、日本は2の国だ。

真理は、キリスト教国のようにストレートには与えられていない。

様々な象徴や隠し玉を使って表現されている。

神の御心の時が来れば明らかになるように仕組まれている「象徴」に我々は取り囲まれている。

 

 

2006年8月2日

 

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