PCAニュースに掲載されたフルプレテリズム批判


News and Information for the PCA 2004年7月9日号で、『終末論―ハイパープレテリズムへの評価と挑戦』という題でMaster's Seminary によるフルプレテリズム批判が掲載された。

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ハイパープレテリズムとは、すべての未来に関する預言が紀元70年ごろに成就したとする立場である。この運動の表面的な動機は、イエスが自分が生きている時代に来臨すると述べたのは間違いだったと考える批評家に応答することにある。

しかし、この動機は間違いである。なぜならば、このような批評家はイエスの実在を信じていないので、この問題に解答を与えただけでは彼らの心を変えることは不可能だからだ。

[フルプレテリズムの団体である] IPA (国際プレテリスト協会)は、プレテリストの用語を再定義することによって、また、福音主義によって自分たちが受け入れられているかのような誤った印象を与えることによって、福音的キリスト教の主流派の中に留まってきた。

IPAの神学は、正統派キリスト教の信条と信仰告白から逸脱しているので、神学的に言えば異端である。IPAは、千年王国やキリストの肉体的再臨を否定し、紀元70年以降における預言の成就を一切認めず、復活に関する伝統的な見解を拒絶する。

IPAの結論を受け入れれば、教会には希望も助けも、記念もメッセージも、倫理的命令もまったくない、ということになってしまう。忍耐するために必要な希望も理由もなく、忠実さへの報いも、目的も有用な武具もないということになってしまう。
(Master's Seminary Journal, 15:1 - 2004, pp. 39-58 (http://www.tms.edu/journal.asp). (From Apologia Report, www.apologia.org))」
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以上の批判は、私がこのHPで行ってきたのとまったく同じである。

フルプレテリズム(または、ハイパープレテリズム)は、異端である。紀元70年に再臨が起こり、すべての預言が成就してしまったのであれば、大宣教命令も無効である。なぜならば、紀元70年に大宣教命令は成就したというのだから。我々、21世紀に生きるクリスチャンにとってこの命令はいかなる意味もないということになる。

フルプレテリストは、サタンが火の池に投げ込まれてしまうという黙示録の預言はすでに成就したというので、我々にとって現在サタンとの戦いは不要だ、ということになる。

その他、フルプレテリズムを信じれば、従来の正統派神学は徹底して否定されるのである。

フルプレテリストたちは、自らを正統派の中にいるかのように言明するが、実態は異端である。

騙されないようにしよう。
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2004年7月10日

 

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