ハザール(アシュケナージ)を偽ユダヤ人とするのは間違いだ



他に日ユ同祖論でよく取りざたされるハンガリー系ユダヤ人マーヴィン・トケイヤーの著書「ユダヤと日本謎の古代史」の「ユダヤ人は日本にくると家に帰ったような気分になる」というくだりも奇妙な話である。元はハザール人であった筈のアシュケナジー系ユダヤ人が何故、日本にくると家に帰ったような気分になるのか理解しがたい。

日猶同祖論において、今日一つの大きな欠陥は、ハザール系のユダヤ人(アシュケナージ)を「偽ユダヤ人」とする点だ。

ハザールという中央アジアの国の人々の末裔は白人であり、ユダヤ人ではない、という。

しかし、あのハザール国があった場所、カスピ海の周辺は、かつてシルクロード交易が行われていた場所であり、古代からユダヤ人が居住していた可能性が高い。

トケイヤー氏は、自分の出自をシルクロードのオアシス都市に住んでいたラビの家系と述べている。

近年キルギスとユダヤの関係について気づきが進んでいる。島氏によると、キルギスにあるスワイマン山が、諏訪大社の「スワ」と関係があるらしい。両者においてアブラハムによるイサク奉献伝説が残っているという。

ハザールとキルギスは近い。

キルギス付近は、秦氏の弓月国があった場所であり、ハザール=弓月国=秦氏のつながりがあると思われる。

ハザールを偽ユダヤ人とするのは間違いだ。

 

 

20010年1月14日

 

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