サタンや悪霊はクリスチャンに害を与えることができない


新興宗教が、出て行った人に呪いをかけたりするということがある。

しかし、呪いというものは、クリスチャンには及ばない。

だから、ある宗教を出て、クリスチャンになった人を呪うことはできない。

なぜならば、我々は呪われないための避雷針を持っているからである。

それはイエス・キリストである。イエス・キリストの十字架において呪いは取り去られた。

イエスは弟子たちに「髪の毛一筋でも失われることはない」と言われたように、我々に危害を加える者はいないのである。

だから、人間や悪霊から来る呪いには効果がない。

クリスチャンになったときに、我々はキリストの御国に入る。

黙示録が示す新しいエルサレムは、城壁の高さ60メートル強である。

我々は、羊飼いのいない羊ではない。キリストという守り主がいて、我々を守っていてくださる。

だから、クリスチャンになってからも悪霊に悩まされるはずがないのである。

じゃあ、どうしてクリスチャンでも悪霊に悩まされているのだろうか?

それは、「ビビッているから」である。

こちらに堅固な信仰がないと、サタンは挑戦してくる。

弱くなっている部分をたくみに突いてくる。

信仰の大盾に穴でもあいていようものなら、そこに火矢を打ち込んでくる。その火は我々の全身を焼いてしまうだろう。つまり、疑いによってパニックになってしまうだろう。

サタンは我々の確信を破壊するために必死になっている。

しかし、安心してほしい。キリストは我々の羊飼いなのである。

この羊飼いは、羊のために命を捨てる。

だから、我々は安心である。

サタンや悪霊は、ビビっている人間をさらなる恐怖に落として、奴隷にしようとしているのである。

気にしないことだ。

相手には実体がないのだから。

私のある友人は小さな頃に校庭を歩いているといつものようにボールが頭にあたるという経験をした。

そこから、彼女は「私は特別に悪いことが起きる星の下に生まれた」と勝手に判断してしまった。

それから、テレビで大地震のニュースが届くと、自分も犠牲者の一人になるのではないか、とおびえ、北朝鮮の軍隊の行進のシーンを見ると、北朝鮮が攻めてきて自分を殺すのではないか、とふるえていたという。

こういったマイナス思考が一度頭に入ると、その回路はなかなか消せない。

立ち直るには、こういったマイナス思考回路を頭の中から消してしまうことである。

そのためには、無理やりでも肯定的な思考をするように一瞬一瞬戦うことである。否定的な考えが頭に浮かんだら、それを消して、逆の考えをすることだ。

私は、このようにしない限り、クリスチャンでもサタンの罠にはまって心配と恐怖の奴隷になると考える。

サタンや悪霊からの恐怖には実体がない。彼らはないものをあたかもあるかのように見せているだけだ。こんな幻想に振り回されて大事な仕事ができなくなるなんてばかげている。

彼らは我々に害を与えることはできないのである。もし彼らによって害を受けているならば、それは我々の大盾に穴があいているためである。

 

 

2006年4月9日

 

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