粗忽者は一流の活動家・批評家になれない


現在、アメリカのクリスチャンによる政治活動が迷走している。

アメリカクリスチャン同盟は献金不足と士気の低下に苦しんでいるという。

原因は、聖書啓示よりも「人間の知恵」を優先したことにある。

こちらがどんなに警告しても、彼らは自分の間違った神学思想を頑固に主張し、それを実践した。

イラク戦争に賛成することは大きな間違いだ、と我々が何度も警告したのに、ブッシュ支持を止めなかった。

イラク戦争が間違いだったことが明らかになった以上、今後、間違ったリードをした彼らに対する不信はますます強くなるだろう。

まだ「終末は近い」などと叫んでいる人々に警告する。

聖書のどこに「終末は近い」と書いてあるのか?

聖書のどこに「武力を用いてでもキリストの主権を拡大すべきだ」などと書いてあるのか?

もし再建主義を採用したいならば、そのシステム全体を採用したまえ!

一部をつまみ食いしてはならない。

我々が述べている「統治主義」とは、「武力によるのではなく(!!!)」、「宣教と教育」による「合法的な手段による」キリストの御国の活動を意味しているのだ。

統治主義という概念だけをつまみ食いされ、侵略戦争に利用されても迷惑である。

性急に結論を下す粗忽者は、それが活動家であれ、批評家であれ、致命的な間違いを犯す。(*)

相手の意見を取り入れるにしても、批判するにしても、相手が何を言っているのか、よ〜く読みたまえ。

(*)
現在、我々を批判する人間は、こちらの実際の主張を批判しているのではなく、自分が頭の中で想像して作り上げた我々の主張を批判している。

 

 

2005年12月8日

 

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