中央集権から地方分権へ


地上支配の権利は、クリスチャンホームに与えられた。

アダムは、神と契約を結ぶクリスチャンであった。

まだキリストが現れていないのにクリスチャンというのがおかしければ、「神の人」と呼んでもよいのだが、あえてここではクリスチャンと呼ぶ。(旧約聖書の人々をクリスチャンと呼んでもよいのは、彼らはキリストを望み見、信仰の目によって贖い主の到来を信じていたからである。)

聖書は最初から、「地方分権的」である。

支配は、家族が中心であり、国や地方の政治の目的は、この家族の地上開拓を支援することにある。

安全に仕事に励み、富を安全に蓄積できるように、警察力を持ち、外国の軍隊の攻撃から自国を守るために国や地方の政治が存在する。

国や地方自治体が主権者のように振る舞い、人々に対して自分が決定した理念を押し付けてくる「中央集権主義」は、聖書の方法ではなく、サタンの方法である。

サタンは、この地上が神の国になることを恐れている。

サタンは、中央集権国家を作って、トップに憑依し、トップを通じて、各家庭をコントロールしようとしている。

サタンは、金正日のような人間に憑依し、自分が考えた思想を国民に押し付け、人々の生活をがんじがらめに縛ることを願っている。

サタンの最終目的は、世界政府の樹立である。世界政府を樹立し、そのトップに憑依して、世界をトップダウンの命令によって支配することである。

人々には自由は与えられない。すべて世界政府が決めた計画に従わねばならない。

このようにしてサタンは全世界を支配し、神を世界から完全に追い出して、この地上に地獄を造ることを願っている。

本来の主権者であるクリスチャンホームは、相続税によって、発展の芽をつまれている。

今の税制では、クリスチャンホームが世界において強大な力を持つことはできない。したがって、神の御国は成長できない。

神はキリストを王とし、第2のアダムとして、彼に世界統治を命令された。

人間でもあるキリストはアダムの代わりに人類の祖となり、自分につながる人々を通じて世界を支配するという計画を神は立てられたのである。

計画はすでにできており、細部の細部にいたるまですべて決定されている。

キリストとそれに連なるクリスチャンは世界を支配する運命なのである。

神は全能であるから、人間の失敗などで計画が頓挫することはありえない。すべてが完全に成就する。

さあ、近代になって国家はメシア国家になった。国は人々の救い主となった。

このようにして神の御国は、偽メシアの支配によって妨害されている。

しかし、御国について気づいた我々は、偽メシア(国家)の活動を制約しなければならない。そして、聖書が定める正しい国家観に帰らねばならない。

 

 

2006年12月8日

 

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