911事件の謎2


2.WTCはなぜ崩壊したか?

 従来の説明では、ジェット燃料の熱で鉄が溶けて上の階が落ち、その重圧でつぎつぎと下の階が押しつぶされたということになっている。

 しかし、ジェット燃料は燃える時800度の熱を発するが、鉄が溶けるには1539度必要である。

 しかも、南棟衝突部分の78-84階に入った消防士の録音テープでは、その部分が通常の活動ができる程度の温度で、800度の高温になっていたことを示していない。

http://www.whatreallyhappened.com/wtc_fire.htm

 (消防士は、78階から79階におちついて移動している様子がわかる。)

 目撃者も、衝突階が火炎地獄になっていたことを証言していない。

 「オフィスはさながら戦場のようだった――壁は崩れて積みあがり、ほこりをかぶっていた。オフィス用品はあたり一面に撒き散らされ、火がチラチラと明滅し、瓦礫が一面にあった」(Stanley Praimnath:南棟81階)

 「ヴィージェイは埃をかぶっただけで負傷していなかった。彼は消火器をとってフロアに燃えていたいくつかの火を消そうとしたが消火器は動かなかった!」(NYC Stories:南棟78階)

 「壁の亀裂から向こうが見えた。炎は激しくなく、小さな火がちょろちょろと上がり、壁から煙が溢れ出していた。」(BBC Horizon:南棟84階)

 それでは、なぜWTCは崩壊したのか?

 D. P. Grimmerは、http://members.fortunecity.com/911/wtc/thermite.htm において、テルミットを用いた制御された人為的破壊が原因ではないか、と推測している。(テルミットとはアルミニウム粉と酸化鉄を等量混ぜ合わせて作られた物質で、燃えると3000度の高温を出す。)

 この理由は、主に、WTCの廃墟に溶けた鉄の溜まりがあったことと、ビルの崩壊速度が、フリーフォールとほぼ同じであったことにある。

 つまり、頑健な鉄骨があれば、どんなに荷重が加わっても、どこかでひっかかりがあって、スピードは落ちるが、911の崩壊はほぼ何も抵抗がないのと同じ速度で起きたということは、コアの鉄骨が溶解していたか、かなりもろくなっていたと考えるのが妥当ではないかと。

 計算によれば、2インチの厚さのテルミットを鉄の表面にコーティングすることによって、ビルのコア部分の鉄柱を溶解させることができるという。

 多くのビルには、老朽化した後に全壊させることを想定して破壊のためのスペースが作られている。1993年にWTCが最初の攻撃を受けた時に、ビル破壊の専門家が立ち入る機会が与えられた際にテルミットが塗られたのではないかとも考えられるという。

 とにかく、崩壊の様子は、あたかも老朽化したビルの制御された破壊と類似しており、あのようなきれいな形の崩壊が自然的に起こるとは考えられない。

 

 

2004年7月10日

 

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