字義的解釈と象徴的解釈の区別40


<Q>
心の中で女を情欲で見た者は心の中で姦淫を犯した、の箇所は世の男性には実行不可能なのでは。肉体関係は実際に守れるでしょう。しかし心の中までは実質的に無理でしょう。生理的問題もありますし。精子を作るなと祈っても生成されるし。又、車を運転してる人が心の中で姦淫するなと祈っていたら事故になってしまいます。姦淫はいつどこで起こるかわからないので。もしこれを実践したら仕事や勉強などに必ず支障がでてきます。姦淫してはいけないと思い寝つけなくて翌日、学校や仕事に遅刻したり失敗したりと日常生活に問題がでてきます。御意見をお願いします。

<A>
このような心の姦淫の罪だけではなく、イエスはここにおいて、人間は心の罪も等しく罪であるということを言おうとされているのです。
そうした場合、他の個所にあるように、「理由なく他人に対して怒る者はゲヘナに投げ込まれる」のですから、誰も滅ばない人間はいないということになります。

心にまで罪を問われるのが、人間の現実であり、それゆえ誰も神の前に無罪の者はいないので、絶えず悔い改め、心を低くする必要があるというのが福音書の教えです。

 

 

2007年2月12日

 

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