クリスチャンには世界支配の権威が与えられている


我々日本のクリスチャンを含め世界のクリスチャンは、ここ100年間に、あまりにもプレ・ミレ(前千年王国説)の影響を受け、間違った聖書の読み方をしてきた。

その大きな間違いの一つは、福音書など新約聖書の「終末」を世界の終末と誤解したということである。

新約聖書において、終末とは、主にイスラエルの終末である。

世界の終末ではない。

イエスが、終末の前兆について述べられたマタイ24章は、世界の前兆ではなく、イスラエルの終末の前兆である。

なぜか。

このように言われているからだ。


「まことに、あなたがたに告げます。これらのことが全部起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。」(マタイ24・34)

「時代」にあたる「ゲネア」という言葉は「世代」という意味であり、ギリシャ語辞典には「30-33年」と書かれてある。

つまり、ここでイエスは、前兆が30-33年以内に起こるということを言っておられるのだ。

しかし、現代のプレ・ミレの人々は、これを「我々にとって未来の出来事」ととらえる。

い・か・な・る・聖・書・的・根・拠・も・な・し・に。

聖書は聖書によって解釈するという原則に忠実に聖書を読むならば、大患難時代は、紀元70年に終わったと結論できる。

今後、天地が焼け落ちることも、ユダヤに戦争が起きて、反キリストが現れたり、人類が3分の2滅びるというようなこともない。

それは、終わった。2000年前に。

「え〜!当時、天地が焼け落ちて、人類の3分の2が滅んだのですか?」と聞く人がいるかもしれない。

聖書の表現方法をマスターしないと天地が焼け落ちるとか、星が落ちてくるとか、月が血に変わるなどを文字通り解釈してしまう。

旧約聖書の預言において、天の万象が焼け落ち、山が溶解し、天が巻物のように巻かれるというような表現が多く出てくる。

しかし、これらは文字通り起こらなかった。(起こった、という人がいるが、天が巻物のように巻かれたらその後どうやって天地は存在し続けたのだろうか。)

何でも文字通り解釈するのはナンセンスである。聖書には聖書の読み方がある。黙示的表現は黙示的に解釈しなければならない。

紀元70年にイスラエルは終末を迎え、また、世界も、新しい時代に向けて一度幕が引かれた。

神殿が崩壊し、その代わりに、キリストとクリスチャンの体が神殿となった。

聖霊は、かつて石造りの神殿にいらっしゃったが、今はクリスチャンの体の中に存在される。

我々の体は神の住まいであり、それゆえ神聖である。

これはまったく新しい時代、新天新地が到来したことを示している。

紀元70年に祭祀制度が完全に変わり、神の人類の統治方法はまったく変わった。

今我々の目の前に広がる世界は、キリストが王として君臨される神の王国であり、天も地もことごとく十字架によって聖められた。

神は、御心のままに、満ちあふれるものを余すところなく御子の内に宿らせ、その十字架の血によって平和を打ち立て、天にあるものであれ、地にあるものであれ、万物をただ御子によって、御自分と和解させられました。(コロサイ1・19-20)

我々クリスチャンはキリストにあって世界の王であり、全権を持っている。

だから、我々が活動すると、敵であるサタンは我々の前から敗走する以外にはない。

ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。(ヤコブ4・7)

だから、我々は、神の御心にしたがい、聖書にもとづいて、世界を変革できる。

祈り、活動することによって、今世界を戦争と悲惨のどん底に落そうとしている悪者たちを廃位させ、御心に基づいて平和と義の住む世界に変えることができる。

だから、騙されないようにしよう。

サタンは、自分が本当は敗北しているにもかかわらず、あたかも世界の支配者であるかのように偽りを我々の心に吹き込んだ。

それが、ディスペンセーショナリズムのプレ・ミレである。

ディスペンセーショナリズムのプレ・ミレは、今はサタンの世であり、それゆえ、クリスチャンは勝つことができず、世界を変える働きはすべて失敗し、最終的に反キリストの世界統一の中で迫害されるか、携挙で逃げ出す以外にはない、と説く。

この敗北のストーリーによって、クリスチャンは世界への働きかけを止め、その空白を狙ってサタンが自分の手下を送り込み、世界の主要な権力を奪い、自分の計画を実現するようになった。

見てほしい。

世界の指導者たちは、悪魔崇拝者である。
http://www.millnm.net/qanda3/bohemianclub.htm

アメリカの大統領が、ボヘミアン・クラブという森で悪魔礼拝をしている。

このボヘミアン・クラブにおいて原爆投下の決定がなされた。

あの悪魔の兵器の使用は悪魔の森において決定された。

クリスチャン(もちろん、名ばかりのクリスチャンではなく、生まれ変わり神の御心を行うことを心から願う本物のクリスチャン)が戦わないとこうなる。

今、もしクリスチャンが立ち上がらないなら、世界ではこれから大虐殺が起こるだろう。

悪魔崇拝者たちは、世界戦争、核戦争、大テロ、大疫病、大食糧危機、大災害などをもくろんでいる。

クリスチャンは祈り、活動し、この悪魔の手下どもの支配を終わらせなければならない。

そのため、まずディスペンセーショナリズムのプレ・ミレを捨てることだ。

そして、本当に聖書が言っていることを信じよう。

本当に聖書が言っているのは、繰り返しになるが、

世界はキリストを王とする神の国に法的になっており、それゆえ、我々クリスチャンには、世界を聖書に基づいて支配する法的な権威がある。

だから、我々は、祈り、活動し、世界を統治しなければならない。

「地を従えよ」(創世記1・18)の使命を成就するために活動しよう。

「御心が天で行われるように地上でも行われますように。」との祈りの成就のために活動しよう。

 

 

2008年4月11日

 

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