物部氏が封印された理由4


日本の歴史の中で非常に不思議に思えるのは、蘇我氏がどうして仏教を導入しようとしたのかということだ。

蘇我という名前に何かが暗示されているように思える。

我を蘇らせる、つまり、復活を示している。しかも、飛鳥氏が言うように、「蘇」の字には、「魚」「ノ」「木」=魚の木という文字が隠されている。

「木」の字は、おそらく十字架(十)に人(大)がついている様子を表しているのだろう。

ローマ帝国において、クリスチャンは、キリスト信仰の象徴として魚のマークを用いた。

なぜならば、「イエス・キリスト、神の子、救い主」の頭文字をとって並べると魚を意味するギリシャ語ΙΧΘΥΣになるからだ。

ちなみに、「秦」は、「三」「人」「ノ」「木」=三人の木。

三位一体を暗示しているように思える。

蘇我といういかにもクリスチャン的な名前の人物がなぜ仏教を導入したのか。

そして、聖徳太子の側近は秦河勝。つまり、秦氏である。

どうして神道系の秦氏が仏教を導入したことになっているのか。

非常に不思議である。

ある人は、ここに大きな「歴史の改ざん」があるという。

実は逆だったのではないか、と。

大化の改新において勝利した藤原氏が、自己の正当性を示すために、対立関係を逆転させた、と。

蘇我と聖徳太子を悪者にしたと。

本当は神道系であった人々を仏教系にして歴史の闇に葬り去ったと。

どうなのだろう。

専門家の意見を聞いてみたい。

 

 

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2009年6月29日

 

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