非6日創造論者へ5


進化論を信じ、生物の成立まで長い期間がかかったと信じるクリスチャンは、進化論者の「長い時間があればこういう奇跡も起こるはずだ」という言説に惑わされているのである。

どんなに長い時間があっても不可能なものは不可能なのだ。

長い時間があれば、滝壷の水が滝を遡上することもあるに違いない、なんて考えるバカはいない。

それと同じように、長い時間があれば、光合成のシステムだって偶然にできるに違いないなんてのは愚者以外出すことのできない言葉だ。

無数の過程から成り立つ光合成のシステムは、それが出来あがって、実際に生物にとって有益になるまでは、まったくの役立たずだ。

その成立までの期間、そこに働いているのは進化のドライブ(駆動力)ではなく、退化のドライブである。

役に立たないものは、淘汰の過程で退化するはずではなかったか?

光が当っても、生存にとって何も有益なものを作れない器官は、進化の過程において邪魔者でしかない。だから、そのような無益な器官を持つ個体は増えず、もっと有益な器官を持つ個体のほうが生存競争において勝利し、その遺伝子を後代に残すはずではないか?

血液凝固の複雑なシステムなど、他にも生物には多くの、進化論では説明できない複雑なシステムが存在する。

「長い時間をかければそんな奇跡もあるだろう」なんてのは、トリックである。

時間は進化論の味方をしない。

だから、「え〜っ、6日で世界を創造した???バカじゃないの???」といわれたくないために、「あれは、文字通りの6日じゃなくて実は億年単位の長期を意味する言葉なんですよ」と進化論者にこびへつらうクリスチャンも的外れなことをやっているのだ。

 

 

2005年8月2日

 

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