コソヴォ大虐殺の幻


http://informationclearinghouse.info/article12446.htmによると、英米が戦争介入の理由にした「コソヴォ大虐殺」などなかった。


彼らは、コソヴォの「大量の死体が埋まっている墓」こそが介入を正当化するだろう、と言った。爆撃後、国際司法調査団がコソヴォにおいて詳細な調査を行った。FBIも到着して、「FBIの歴史の中でも最大の犯罪」と言われた事件の調査を開始した。
数週間後、大量の死体が埋まっている墓など一つも発見できないままにFBIと他の司法調査団が帰国した。

2000年に、国際戦争犯罪法廷は、コソヴォの大量の死体が埋まっている墓で発見された最終死体数は、2,788であることを発表した。その中には、セルビア人、ルーマニア人、連合国側の「コソヴォ解放戦線」によって殺害された人々もいた。これは、セルビアへの攻撃(合衆国無任所大使デイビッド・シェファーは「14歳から59歳までのアルバニア人225,000人が行方不明(おそらく死亡)。」と言っていた)を正当化するための理由が作り話だったということを意味している。

私が知る限り、これを認めているのは『ウォールストリート・ジャーナル』しかない。前NATO上級計画員マイケル・マグワイアは、「爆撃を『人道的介入』として描くのは、まったくグロテスクだ」と述べた。

事実、NATOの「クルセード」は、ユーゴスラビアの理念そのものを消し去ることを目的にした長期的消耗戦における、計算的最終行動であった。

 

 

2006年3月24日

 

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