世界の平和と繁栄の唯一の条件


エデンの園は山の中腹にあった。


神である主は、東の方エデンに園を設け、そこに主の形造った人を置かれた。
神である主は、その土地から、見るからに好ましく食べるのに良いすべての木を生えさせた。園の中央には、いのちの木、それから善悪の知識の木とを生えさせた。
一つの川が、この園を潤すため、エデンから出ており、そこから分かれて、四つの源となっていた。
第一のものの名はピションで、それはハビラの全土を巡って流れ、そこには金があった。(創世記2・8-11)

エデンから川が出て、園を潤し、そこから分かれて4つの川になったとある。

つまり、エデンに山頂があり→その山の中腹に園があり→そこから川が分かれて流れる、となる。

聖書において山頂は神の臨在を象徴する。イエスは祈るために山に登られた。また、山の上から法を与えられた(マタイ5章)。

山頂から水が出て、エデンの園を潤すということは、神から祝福が出てクリスチャンに及ぶということを象徴する。

そして、園から水が分かれて4つの川になったということは、クリスチャンを通じて世界が祝福されるということを意味する。

聖書において4は世界を象徴する。

この構造において、はっきりと、クリスチャンが世界の統治者としてふさわしいということが分かる。

アダムは罪を犯してエデンの園から追い出されたが、キリストが律法を成就し、キリストにつくすべての人を引き連れてエデンの園に入られた。

キリストを通じて我々は神との交わりの場所に入ることができた。

だから、園は、クリスチャンを象徴する。

「地を従えよ」と命令されたアダムは、エデンの園の祝福を全世界に広げる務めがあった。しかし、失敗したために追い出された。そのため、世界はエデンの祝福を受けることができなかった。

しかし、キリストとキリストにつくクリスチャンがエデンの園に入ったので、この「世界の祝福」の使命を遂行することになった。

クリスチャンは、世界を横領した悪魔の支配をくつがえし、彼らから支配権を取り返すべきである。

法的にはすでにキリストが支配権を獲得された。

イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。」(マタイ28・18)

キリストは世界の王である。

だから、キリストに信仰によってつながれているクリスチャンも支配者である。

クリスチャンは、積極的に支配権を獲得すべきである。そして、クリスチャンに注がれる神の祝福を世界に広め、世界を祝福化すべきである。アブラハムに与えられた祝福宣言はこのことを意味している。

あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。
あなたの子孫は地のちりのように多くなり、あなたは、西、東、北、南へと広がり、地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。(創世記28・3、14)

これはユダヤ人という人種への約束ではない。

新約時代になって、民族的障壁が撤廃され、どの民族であれ、すべてアブラハム契約に入る人間(クリスチャン)は祝福の民族である。

アブラハム契約はキリストにおいて成就されたので、それはキリスト契約になった。

信仰告白し、洗礼を受け、キリスト契約に入った人は、すべて世界の諸民族を祝福する器である。

我々は、地を従えるべきだ。

今の世界は悪魔に魂を売った人々によって支配されているので、戦争が止まない。

創世記によれば、世界の平和と繁栄は、クリスチャンが統治者になること以外では達成できない。

 

 

2008年7月25日

 

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