これ以上キリストの顔に泥を塗るな


田中宇氏の本日のニュースレターに次の文章があった。


 以前の記事( http://tanakanews.com/e0721secondcoming.htm )に書いたように、キリスト教原理主義者は、聖書の記述から「イエス・キリストが再来するためにはイスラエルが大戦争をする必要がある」と考えており、それがイスラエル支持につながっている。

たしかにこれは事実である。しかし、「一部」事実である。

キリスト教原理主義者(この呼び方は一定の価値判断が含まれているので使用したくない。ファンダメンタリストと呼ぶ)は、現在、ディスペンセーショナリズムと非ディスペンセーショナリズムと大別できる。

ディスペンセーショナリズムがイスラエルの大戦争を主張するのに対して、非ディスペンセーショナリズムは主張しない。

現在ファンダメンタリストの政治運動に影響を与えているキリスト教再建主義は、非ディスペンセーショナリズムであって、この「大戦争」とはまったく関係がない。

読者のみなさん。

戦争を奨励するような教えが正常だと思いますか?

ディスペンセーショナリズムを奉じ続けることによって、ますますキリスト教ファンダメンタリズムの評価は落ちている。

今日本のほとんどの福音的教会がこの謬説によってだまされ、キリストの御顔に泥を塗っているという事実を厳粛に受け止めるべきではないでしょうか?

 

 

2006年7月23日

 

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