日本に関する仮説18


TVで、ニューヨークにおいて和食が流行っていると報道されていた。日本人の寿命が世界一であること、日本人の体型が細いことから、日本人が食べているものを取り入れようということらしい。

日本のアニメ、ゲームも世界的な人気がある。いずれ恐らく音楽なども輸出されるだろう。

世界の中心は、西進してきた。メソポタミア→イスラエル・エジプト→ヨーロッパ→アメリカ。

中国とインドの経済的発展と、人口の規模から、将来的にアジアが世界の中心になるのは確実である。

アメリカは中国の台頭を懸念しているが、この流れを止めることはできないだろう。

ブッシュ大統領が無謀な侵略戦争をやって世界から顰蹙を買い、それまで築き上げてきた評判と名声を地に落としてから、アメリカの求心力は回復できないほど落ちている。

今後は、日本を中心とするアジアに中心は移行するのではないだろうか。

コロンブスの旅の一つの目的は、「失われた十部族」を極東に探すためであった。そのために彼はヘブライ語を話すユダヤ人を同行させた。ジパングなど極東についたときに恐らくそこではヘブライ語が話されているから、と。

また、どうも彼は、極東にエデンの園があると考えていたらしい。

The International Standard Bible Encyclopaediaによると、コロンブスは、オリノコ河(ベネズエラ)の河口を通過した際に、この河がエデンの園から流れていると考えた。

彼は、自分が今アジアの東海岸を航行していると誤解していたので、このことは、彼が極東にエデンの園があると考えていたことを示唆している。(The International Standard Bible Encyclopaedia, (Chicago, IL: Howard-Severance, 1915), Vol.2,p.897.)

恐らく、コロンブスは、イスラエルの失われた十部族がバビロン捕囚解放後、エデンの楽園を求めて極東に移動したと考えていたのであろう。

推測するに、ソロモンの時代にユダヤ商人が大航海をし、世界に乗り出した際に、彼らは極東の地に、非常に豊かな自然と金と銀を産出する理想の島を発見した。

それがユダヤ人の間に伝説となって残り、バビロン捕囚解放後、戦乱に巻き込まれやすいパレスチナの土地に帰るよりも、その理想の島に移り住んで平和に暮らすほうがよいと考え、集団で移住した。

コロンブスの航海の動機は、単にマルコ・ポーロの黄金の国ジパングの話を聞いて、経済的な成功を求めたということだけではないだろう。

ヘブル語のできるユダヤ人を連れていったこと、極東にエデンの園があると考えていたことを考えると、彼にはもっと宗教的な動機があったと推測できる。

彼の宗教的動機に関する資料を集めたいのだが、なかなか見出せない。

誰か知っている方は連絡してほしい。

 

 

2005年11月20日

 

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