神の王国と人間王国


歴史には2つの大きな互いに拮抗する流れがある。

一つは「神の王国」。もう一つは「人間王国」である。

前者は神を主としてあがめ、神の法に従う体制である。

後者は人間を主としてあがめ、人間の法に従う体制である。

イエス・キリストは、律法を完全に守り、成就することによって、王となる権威を得られた。

それゆえ、「私には天においても、地においても、一切の権威が与えられている」と宣言された。

したがって、この世界は、すでにキリストを王とする神の王国となった。

人間の王国は、いずれ消滅する運命のものでしかない。最終的には神の国が勝利する。

これは、神の計画であって、先行き不透明なものではけっしてない。神の国は必ず世界を支配する。

しかし、サタンは人間王国を拡大しようと無駄な努力を続けてきた。

サタンは反キリストに憑依して、御国に逆らう体制を作ってきた。

しかし、神はこれらの陰謀すらも利用して、最終的に御国を完成される。

この支配は、霊的・肉体的・時間的・空間的一切を含む。

つまり、神の国とは、被造世界全体に及ぶということだ。

歴史は、神の国完成の方向に向かって進展している。

我々人間が神の国のために行ったことはすべて永遠の報いとして残る。

また、御国に属する者、契約の民は、けっして滅びることがない。

肉体・霊のいずれにおいても死なない。

クリスチャンが今の肉体を離れると(一般に死と呼ばれている)、瞬時にして新しいからだが付与される。そのからだは「霊のからだ」と言われており、その効力は永遠に続く。つまり、死なない。

 

 

2007年5月7日

 

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