日本を破滅させた朝日の共産主義者たち


日本を日中・日米の戦争に誘導した近衛内閣のブレーンは、朝日出身の尾崎秀実と風見章。

1937年6月第一次近衛内閣成立、同7月盧溝橋事件。

「最初の一発」を撃ったのは、中国共産党。北京大学構内から中国共産党本部に「成功了、成功了」の電報が打たれたのを日本軍が傍受していた。

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陸軍は当初それほど問題視していなかった。
風見章は7月9日付日記に「陸軍首脳部は問題の解決困難ならずして危機すでに去れるものと観測したる」と書いた。

しかし、日中戦争への拡大を目指す風見にとってそれはでは困る。「問題はしかく容易に解決し難しと判断」。

二日後7月11日に近衛は「中国に反省をうながすために一大打撃を与えるべきだ」と称して、日曜日にもかかわらず臨時閣議を開催し、事件に「北支事変」との呼称をつけ、内地などから「北支派兵」を行う方針とその経費支出を決定。

風見はこのような強硬策は自分と近衛の共謀であると告白している。
「畢竟政府の態度強硬なりとの印象を内外に示すことなくば無意味なるを以て、かかる印象を与えたりという事実はその限りに於いて予の期待に一致する所なるが、軍の一部と提携し云々は全く事実無根にして、近衛公と直接に相談し・・・これを実行に移したるのみ」。

事件発生以来、状況を注意深く観察していた元老西園寺の秘書原田熊雄は、このように記録した。

「出先の官憲がばかに強いと言うけれども、寧ろ出先では、・・・非常に慌てすぎたという風に内地を見ており、現地は現地だけで局部的に必ず解決できるものと思っている」

戦争をあおって日本を破滅に導いたのは、朝日の共産主義者たちだ。

参考文献:『近衛文麿―野望と挫折』(林千勝著)

 

 

2019年9月18日



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