イルミナティが日本人を「神の民」と呼ぶ理由2


タガーマ州ハランが高天原に転化したと考えると、興味深いことがわかってくる。

1.

ハランは、アララテ山のある山岳地帯の末端にあり、その下に「肥沃な三日月地帯」が広がっている。




つまり、ハランは、山の中腹から裾の部分にあった。

エデンの園と同じである。

エデンの園は、エデン山の中腹にあった。

アブラハムもイサクもそこで息子の嫁選びをした。

理由は、前の掲示で示したように、

1.ヘブル人の土地である

2.カナン人がいない土地である

これでハランがアララテ山を背景とする「新エデンの園」であることが明らかになった。

しかも、ハランは、どうやらアブラハムの生まれ故郷であったようだ。(*)

アブラハムはハランで生まれ、低地の町ウルに下った。

「山の中腹から低地へ」は、アダムの使命そのものである。

アダムは、山の中腹にあるエデンの園を出て、低地を開拓する使命を帯びていた。

アブラハムがウルを捨てたのは、神の導きがあったからである。

なぜウルを離れるように神が導かれたかというと、ウルはカナン人が築いたバビロン文明の一部であり、あまりにも偶像礼拝により堕落していたからである。

神はアブラハムにそこから出て、新しい土地を与えると約束された。

神は、伝道もむなしく堕落を楽しむ民には、警告をやめられる。

伝道者を引き上げさせ、裁きの中に落とされる。

神はアブラハムに対してもはやバビロンには働き場所はないと言われた。

ウルを出てから、神はアブラハムをいったんハランに戻された。

つまり、エデンの園にいったん戻して、再度別の場所つまりパレスチナに派遣された。

これは、安息日と同じ意味を持つと思われる。

クリスチャンは、週に一日、世俗の仕事を離れて休む。

悪魔との闘いから解放されて一日憩う。

アブラハムがハランに戻されたのは、次の仕事(パレスチナ開拓)に向けた準備及び休息が必要だったからだろう。

2.

洪水によって最初のエデン山もエデンの園も消えてしまった。

神は洪水後、アララテ山を新しいエデン山とし、ハランを新しいエデンの園に据えられた。

人類はここから世界を神のために作り替える使命を帯びて送り出された。

カナン人は、肥沃な低地に行って堕落したバビロン文明を作り、バベルの塔を築いた。

カナン人の居住地は、三日月地帯全体に広がっていたが、ハランだけは例外であった。

そこにカナン人はいなかった。

ハランには、セムの子孫にして、アブラハムと同族のヘブル人が住んでいた。

このヘブル人の町ハランから、大和民族がシルクロードを移動して日本にきた。

おそらく日本列島にやってきた第一陣はこのヘブル人だった。


(*)

「アブラハムは年を重ねて、老人になっていた。主は、あらゆる面でアブラハムを祝福しておられた。
そのころ、アブラハムは、自分の全財産を管理している家の最年長のしもべに、こう言った。『あなたの手を私のももの下に入れてくれ。
私はあなたに、天の神、地の神である主にかけて誓わせる。私がいっしょに住んでいるカナン人の娘の中から、私の息子の妻をめとってはならない。
あなたは私の生まれ故郷に行き、私の息子イサクのために妻を迎えなさい。・・・』」(創世記24・1-4)」

そこで、アブラハムが嫁選びに従者を送ったのがハランのあったパダン・アラムであった。

「イサクが、パダン・アラムのアラム人ベトエルの娘で、アラム人ラバンの妹であるリベカを妻にめとったときは、四十歳であった。」(創世記25・20)

つまり、アブラハムは、ハランで生まれ、ウルに下ったのだ。

 

 

2016年4月21日



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