「ダビデの幕屋の回復」について6



しかし、イスラエルとダビデの幕屋の回復を進めてるTやIは文字的なダビデの幕屋の回復を言ってるわけではないと思います。私が通ってる教会の牧師さんもダビデの幕屋の回復は旧約の幕屋をいうのではなく、祈りの家(教会?)の回復を言ってるんだそうです。

『この後、わたしは帰って来て、倒れたダビデの幕屋を建て直す。
 すなわち、廃墟と化した幕屋を建て直し、それを元どおりにする。
 それは、残った人々、すなわち、わたしの名で呼ばれる異邦人がみな、主を求めるようになるためである。
 大昔からこれらのことを知らせておられる主が、こう言われる。』
<使徒の働き15章16〜18節>

このみことばが成就し、日本に国家規模のダビデの幕屋が回復されることを願います。そのことを通して、北海道から沖縄に至るまで、北も南も東も西もこの国が、絶えまない祈りと賛美で覆われ、主の栄光が日本に現されると信じます。

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何故、ダビデの幕屋は文字的な解釈を避けてるのにイスラエルの回復は文字的な解釈をしてるのか分かりません。少なくとも私の教会の先生は霊的な解釈をしてるように見受けられますが、この頃のメッセージを聞く限り霊的意味と肉的意味を結構混同してるようです。

ディスペンセーション主義の問題点は良く分かりました。しかし、以前先生と終末論について揉めた後はこの頃のメッセージはディスペンセーションの終末論は言わなくなりました。ダビデの幕屋の話も言わなくなりました。

しかし、イスラエルの回復はずっと言っています。

「文字的なダビデの幕屋の回復」を言わなくても「イスラエルの回復」を言えば同じことです。

「イスラエルの回復」を唱えることは、すなわち、「イエスは旧約聖書の成就に失敗した」と唱えることになるのです。

イエスは旧約聖書を「ことごとく」成就したのですから、「イスラエルの回復」はすでに紀元70年において成就したのです。

イエスは、次のように旧約聖書を成就されました。

1.十字架での贖いにより旧約の動物犠牲のシステムを成就した。

2.律法を完全遵守したことによりアダム及びイスラエルの使命「王・祭司・預言者」を成就した。

3.紀元70年の神殿崩壊において旧約のシステムを裁き、新約のシステムを確立した。

2について:

アダムは、王・祭司・預言者の三重の使命を帯びていました。

すなわち、アダムは被造物の支配者であり、被造物を神に聖き供え物として捧げる祭司であり、神の御心を伝える預言者として創造されました。

このアダムの使命は、アベルからノア、アブラハムの系列に引き継がれ、アブラハムからイスラエルが出ました。

そのため、イスラエルも同じ使命を帯びており、世界を支配し、他の民族のためにとりなし、整えて神にささげる祭司であり、世界に御心を伝える預言者として召された民族でした。

イエス・キリストはイスラエルの真の王です。

「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」

さて、イエスは総督の前に立たれた。すると、総督はイエスに「あなたは、ユダヤ人の王ですか」と尋ねた。イエスは彼に「そのとおりです」と言われた。(マタイ2・2、27・11)

イエスは、ご自身の死においてイスラエルを集め、回復し、南北統一王朝を実現すると言われました。

また、ただ国民のためだけでなく、散らされている神の子たちを一つに集めるためにも死のうとしておられることを、預言したのである。(ヨハネ11・52)

「国民」「散らされている神の子たち」を「一つに集める」ために「死のう」としておられた。

つまり、イスラエルの回復。

そして、イエスはこの犠牲が成立し、御言葉が成就したと、十字架上での「完了した」のご発言において確認されました。

このように、イエスの十字架と復活、昇天、再臨において、イスラエルはすでに復活しています。

 

 

2016年4月30日



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