ローマ・カトリックとユダヤ教カバラ


以下、エドワード・ヘンドリー著『Solving the Mystery of BABYLON THE GREAT: Tracking the Beast from the Synagogue to the Vatican』より:

カバラは、カトリック教会の典礼の深意を理解するための鍵である。カトリックの聖体拝領は、実際には、ユダヤ人がカトリック教会に持ち込んだバビロニア神智学由来の男神と女神に関する祭事である。イスラエル・シャハク教授は、ユダヤ教に有するバビロニア多神教について次のように説明している。


カバラによれば、宇宙は一人の神によって支配されているのではなく、多様な性質と影響力を持つ数人の神々によって支配されているという。これらの性質と影響は、遠方にいる不明確な「第一原因」から発せられている。この教えは、多くの詳細を省き、まとめると次のようになる。すなわち、まず「第一原因」から「知恵」または「父」と呼ばれる男神が生まれ、次に「知識」または「母」と呼ばれる女神が生まれた。この二人が結婚して、一対の若い神々が生まれた。すなわち、「小顔」とか「聖なる祝福された者」などの多くの名前で呼ばれる息子と、「婦人」(ラテン語から派生した「マトロニット」)、「シェキナ 」、「クイーン 」などとも呼ばれる娘である。この二人の若き神々は結ばれるべきであるが、サタンの策謀がその結合を妨げている。サタンは、この教えにおいて非常に重要な、独立したパーソンである。天地創造は、この結合を可能にするための、第一原因による企てであったが、堕落のせいで、二人はひどく分離されてしまった。実際、サタンは、娘神に最接近し(表面上、もしくは、実際に―この点については、意見の相違がある―)彼女を犯すことに成功した。ユダヤ人の創造は、アダムとエバが引き起こした分裂を修復するための企てであった。この修復は、シナイ山の下でしばらくの間実現した。モーセに化身した息子神は、女神シェキナと結ばれた。残念なことに、金の子牛の罪は、再び神々の中で分裂を引き起こしたが、ユダヤ人の悔い改めによって、ある程度事態は改善された。同様に、聖書のユダヤ史のすべての出来事が一対の神の結合または分離と関連していると考えられている。ユダヤ人は、カナン人のパレスチナを征服し、第一神殿と第二神殿を建てた。このことは、彼らの結合にとって特に有益であったが、他方、神殿の破壊と聖地からのユダヤ人の追放は、神々の分裂だけでなく、真の「見知らぬ神々との姦淫」―すなわち、娘神はサタンの力に屈し、息子神は正妻の代わりにいろいろな悪魔的な女性と寝た―を示す外的な徴にすぎない。。

カトリックに改宗したユダヤ教徒エイソル・ブルーマーは、アーロン・ヨセフという名前で記事を投稿した。『ヘブライ人カトリック教徒協会』によると、ブルーマーは、『聖体拝領聖女宣教会』に所属するカトリックのレイマン宣教師である。『ヘブライ人カトリック教徒協会』はウェブサイト上で、教皇ヨハネ・パウロ2世、レイモンド・バーク大主教、カール・メンゲリング司教によって正式に認証を受けたことを誇らしげに宣言している。

ブルーマーは、カバラにおいて明らかにされているユダヤ教の真理と、カバラの啓示が解き明かすカトリックの聖体拝領の謎について説明する記事を書いた。ブルーマーによると、カトリックの聖体拝領式はユダヤ教カバラに由来するという。

 

 

2019年11月15日





 

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