再建主義批判のサイト(米)への応答9


<RNCI>
再建主義の3つの基礎は、「前提主義の弁証論」、「セオノミー」、「ポスト・ミレ」である。王国神学(Kingdom Theology)もキリスト教再建運動の教理を強調する。(*)キリスト教再建運動は、「人間は、アダムとエバが堕落した時に、地の支配権を失った」と述べる。彼らが堕落したことによって、サタンが地を支配するようになった。神は、御子イエスを通じ、また、キリストとともに支配・統治する勝利者たちを通じて、地の支配を回復されるだろう。その王国の概念の誤謬は主に、千年王国の実現のタイミングと、それを打ち立てる手段に関係している。キリスト教再建運動は、「王国は今だ」と主張する。

<tomi>

「王国の概念の誤謬は主に、千年王国の実現のタイミングと、それを打ち立てる手段に関係している。キリスト教再建運動は、「王国は今だ」と主張する。」

千年王国は、キリストが昇天されて実現したのである。そして、今も千年王国なのである。

昇天して彼はどこにいるのか?ステパノが叫んだように、「人の子は神の右に立っておられる」のだ。

イエスが宣言されたように、彼には「天においても地においても、一切の権威が与えられている」。一切の権威を与えられた人間を王と呼ばずして、何と呼ぶのか?

聖書は、多くの個所においてイエスが王となられたことを証言している。

「御子は・・・すぐれて高い所の大能者の右の座に着かれました。」(ヘブル1・3)
「しかし、キリストは、罪のために一つの永遠のいけにえをささげて後、神の右の座に着かれた。」(ヘブル10・12)
「キリストは天に上り、御使いたち、および、もろもろの権威と権力を従えて、神の右の座におられます。」(1ペテロ3・22)

イエスは王であり、この世界はイエスの御国なのだ。

千年王国を現在と位置付けることに困難を覚える人は、下記を読んでほしい。

http://www.millnm.net/qanda/hazar2.htm

ただし、プレ・ミレの「千年王国は未来にやってくる。再臨の後だ。」という先入観を捨てて、虚心坦懐に聖書を読むという条件つきで。


(*)王国神学とは、新約聖書全体に見られる神の国に関する様々な教えに基づくキリスト教教理の体系である。新約聖書では、神の国の到来を未来の出来事として描いている個所もあれば、現在進行中の出来事、または、すでに完了した出来事として描いている個所もある。この神学は、ヴィンヤード運動としばしば関連している。クリスチャン個人と教会全体の目的はどちらも、個人伝道・社会活動・海外宣教を通じて、神の国を地上に出現させることである。・・・

王国神学がはじめて唱えられたのは、1950年代にジョージ・エルドン・ラッドと、その後に、フラー神学校の聖書神学のある教授によってであった。最近の主唱者の中には、ゴルドン・フィーとダラス・ウィラードがいる。影響は、福音的キリスト教のカリスマ派の中に多く見られ、現在の聖霊の働きの信仰に神学的な枠組みを提供している。正式に採用しているのは、ヴィンヤード教会であり、ヴィンヤード運動の教えの多くの基礎となっている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Kingdom_theology より。

 

 

2006年2月22日

 

ツイート



 ホーム

 



millnm@path.ne.jp